痛みを笑ってごまかした高齢処女の卒業式

年上の女性が好きな俺は今4歳年上の女と交際中だが、彼女は俺とのセックスで処女を捨てたのだと思う。本人は自分が処女だとひとことも言わず、行為のときも初体験だとは言わなかったが、普段の態度やセックスしているときの所作、流れてきた赤い液体を見る限り高齢処女だったとしか言いようがない。彼女は29歳にして処女を喪失したのである。

年の割に子供っぽく、がさつなところのある女だった。社会保険労務士の免許を持っているようだが、あまり細かな仕事には向いていないと思った。電車で座席に座ったときも脚を開くし、だらしない。

どう見ても男を知っている女には見えない。

交際を始めて一ヶ月ほどたった頃、俺は思い切ってラブホテルに誘ってみた。すると「私に対して真剣な気持ちを持ってる？」と聞いてきた。いい加減な男とは肉体関係になりたくないらしい。また俺が童貞かどうかも聞いてきた。

「童貞じゃないよ」

お姉さんは処女かと聞こうと思ったがやめた。

18～19歳なら気軽に聞けるが、29歳となると聞けない。

彼女は様々な質問を俺に投げかけ、納得したところでラブホに入ることを許した。

高齢処女であることは間違いない。ラブホへの入り方も知らないようだったし、中に入ったら、これからとりあえず食事に出ようよ、などと変なことを言う。

「ラブホは外に出たら戻ってこれないよ・・・またお金払ってチェックインし直すんだ」

「そうなんだ」

ベッドの端に座ってじっとしている。

「シャワー浴びないの？　女性はエッチの前にたいてい身体をきれいにするよ」

「そうなの？　じゃあ・・・洗ってくるね」

手取り足取りとはこのこと。ベッドインしても身体を固くして気持ち良さそうにしないし、声も出さない。クリトリスをいじったら少し声を出して枕に顔を埋める程度。膣を潤すまで相当時間がかかった。

さて挿入。

彼女が処女かどうかいよいよ判明する。

狭くて入らない。亀頭をねじ込んだら切れるような痛みが来た。彼女はさらに身体を固くして、俺から逃れようとする。苦痛に歪んだ顔で、歯を食いしばっている。

やっと挿入できてピストンを始めたら鮮血が流れてきた。

射精して抜いたら、コンドームが血液でぎらぎらしている。

彼女は痛いとも何とも言わず、笑った。そのひきつった笑いは不自然だった。

「何これ・・・血じゃん・・・何で血なんか出ちゃうんだろう」

高齢処女には独特のプライドがあるのだろうか。自分が処女だったとはひとことも言わなかった。

それから数回セックスしたが、だんだんと声を出し、気持ちよさがるようになり、態度も女っぽくなってきている。

どう考えても高齢処女だったとしか言いようがない。