処女には絶対むかない騎乗位をあえてやった結果

世の中にはいろんなセックス体位があるが、俺は騎乗位がいちばん好きだ。女が上になって腰を使う。男は下から腰を突きつつ乳を揉む。いかにも「セックスを楽しんでいますよ」と言いたげな体位。

ペニスが女の奥深く嵌まり込む上、自由に腰を使えば自分の一番感じやすい部分を摩擦できるし、女にとってもこの上ない。むろん男にとっても、体重が加勢した膣圧は味わい深い。

だが俺は騎乗位セックスを体験したことがない。

童貞ではないが、過去の体験体位は正常位と後背位だけ。緊張気味のセックスは、どうしてもオーソドックスな最後を迎える。

今度出会い系で女と出会ったらぜひ騎乗位をやっていたいと思っていた。

そして間もなくとある女をネットナンパした。

だがその相手が少々いただけなかった。

20歳になったばかりの処女。

果たして目的を達成できるか。

その処女は初体験のベッドで体を固くしていた。

キスしたり乳を揉んだりしても足を開かない。恥丘を撫で、太腿をマッサージするように擦るとキュッと閉じてさらに締める。

俺は処女とするのが初めてだったので、ついつい粗雑に扱ってしまい、「たのむよ」と口にして、少しむかつきながら強引に股を開いて、その薄桃色のきれいな部位を舐めまくった。やがてしっとりと潤ってきたので、俺は処女を丸めるように抱きかかえて上にし、騎乗位姿勢に持って行った、そしてまんこにペニスの先をあてがう。ねじ込む。

処女が泣きそうになる。

「そ、そんなのむりいいだからああ」

「大丈夫・・・上でも下でも同じだよ」

でも頭の片隅では処女のいい分も理解していた。初体験でこんな風に男根の挿入を受けるのは、膣にも無理があるし、心理的にも負担が大きいだろう。仮に挿入が叶っても、激痛に見舞われた局部に体重をかけるのは酷というもの。

だが俺の欲望は終わらなかった。

（とにかく形だけでも騎乗位を作りたい・・・一回だけでいいから騎乗位で下からペニスを突きあげてみたい）

処女が「いやあいやあ」と声高に言う。

俺は挿入を試みる。

だが入らない。

処女膜は思ったより固い。

今から思いだすと、処女に騎乗位はそもそも無理があった。その日は結局正常位でセックスを終えたのだが、正常位でも処女膜突破が難しかったからだ。

穴はあるのだが力の入れ加減では変な方向にペニスが進み、うまく膜を破れない。処女膣の内部は思ったよりくねくねしていて、前に進まなかった。その現象が処女全般に言えることなのか、目の前の処女固有のものなのか、一回しか体験していないのでわからない。

彼女が荒息を吐いた瞬間（下半身から力が抜けた瞬間）を狙って膜を破ったが、意外に悪戦苦闘した。

あれから2週間たった。

彼女の体が慣れるまではノーマル体位で行こうと思っている。

騎乗位が楽しめるのは、おおむね来月くらいだと見積もっている。