私の浮気の原因は夫の持ち物にあります

「気持ち悪くて思い出すのも嫌だわ」

出会い系で知り合ったその人妻とは出会ったその日にセックスして男女の仲になったが、彼女の浮気のきっかけが面白い。ある日冬物を収納しようと押入の中を整理していたら、使っていない夫の古いバッグが出てきて、もう要らないのなら廃棄しようかと中を見てみたら「オナホ」が出てきたというのだ。

比較的新しいもので作りも精巧にできていて、入り口は女性器そのものだったという。たまに夫が「今日は見たいテレビがあるから」と遅くまでリビングにいることがあるが、そこで何をしていたのかやっと理由がわかったという。

それにショックを受けた彼女は出会い系で浮気してリベンジしてやろうと思ったらしい。

「あんなシリコンの穴が私のよりいいなんて・・・悔しくて」

夫婦のセックスレスはもう半年も続いていて、彼女もそのことで悩んでいたという。

オナホに浮気した腹いせに、彼女は俺の他人棒をアソコに入れた。

俺は男であるからご主人の気持ちはよくわかる。男にとってオナホは完全な「道具」にすぎず、通常のオナニーを少しグレードアップしたくらいのもので、そんなに目くじらたてることもないと思う。

「奥さんはバイブやローターを使ってオナニーしたりしないんですか」

「そんな不潔なことしません」

顔を真っ赤にして否定する。

「他人穴じゃないから許してあげましょうよ・・・奥さんの場合は生の他人棒を入れたわけですから、奥さんのほうが罪が深くないですか」

「私にはオナホの穴もほかの女の穴も同じなんです。私以外の穴に入れること自体が罪なんです」

彼女はオナホの穴に自分の穴が負けたと思っているようだ。

その人妻とは2回会って、合計4回セックスして別れた。衝動的に出会い系に来たようで、本格的に浮気しようと思ったわけでもなさそうだった。

「だまされたと思ってバイブ使ってみてくださいよ・・・ご主人の気持ちが少しはわかるかもしれませんよ」

そう言ってお別れし、メールでアダルトグッズサイトのURLも教えた。

それから2週間ほどして彼女からメールが届いた。

「バイブ買いました・・・すごい！　夫の棒よりもいいわっ！」

これでセックスレスにますます拍車がかかるだろうが、これ以上夫婦仲が悪くなることもあるまい。