婚約した直後、急にブルーになって出会い系で浮気した結果

ちょっとした出来心で痛い目に遭った。取り返しのつかないことをしてしまった。出会い系で似たようなことを企んでいる人もいるかと思うので、俺のやばい体験談を紹介する。最初に言っておくが、間違っても俺と同じ過ちを犯してはならない。婚約者がいながら出会い系で浮気するなど言語道断だ。

2年間交際した女性にプロポーズしてOKをもらい婚約したのはつい最近のことだ。職場で知り合った女性で、少々気が強いが平均以上の美貌だし、性格的に合う部分もあるので妻にするには悪くないと結婚を申し込んだ。

だがふと変なことを考えてしまった。出来心というのか、結婚前に彼女以外の女と遊んでみたいと思ったのだ。これから一生彼女に拘束されると思うと嬉しい反面恐ろしい。今ならまだ間に合うから、彼女以外の肌を味わっておきたい。

俺はこっそり出会い系に登録し、短期のセフレを探すことにした。3～4回させてくれて綺麗さっぱり別れてくれる都合のいい女を。

相手はすぐに見つかった。掲示板に「短期セフレ募集」と書かず「じっくり愛を育める人がいいな」と全く正反対のことを書いた。このほうが女性が寄ってくると思ったのだ。後のことは、後になって考えればいい。

ほぼ同世代の彼女とは話が合った。アニメが好きな女で、子供の頃に見たり読んだりしたテレビアニメやマンガの話などをして盛り上がった。気が合うと体の距離も近くなり、会って4日目にセックスした。婚約者と違って細身の体をしていて、胸も薄いが、新鮮味があり、俺は希望通り浮気の味を堪能した。

ところで俺は婚約者がいることを隠さなかった。深い関係になって数日した頃、婚約者がいることを打ち明けた。

「ちょっとした浮気心・・・出来心と言ってもいいな」

「ふうん・・・そうなんだ」

最初は無関心な顔をしていた彼女だったが、俺がシャワーを浴びてくると言うと「要するに私は遊ばれているわけね」と神妙な口調で言った。少し気になったが、お湯を浴びたら忘れた。

その夜のこと、婚約者である彼女から信じられないメールが来た。

「今日、出会い系の彼女といいことしてたんでしょ？」

彼女が転送してきたメールは、差出人は俺だが、書いた覚えのない文章だった。

「岐阜市内に住む佐緒里という女です。貴女の彼氏の浮気相手です。たった今、激しいセックスを終えたところです。今彼はシャワー中。婚約されたそうですが、気を付けた方がいいですよ。彼、結婚したら絶対に浮気しますよ」

写メはホテルの部屋の様子。ご丁寧に俺の衣服まで写している。

俺がシャワーを浴びているとき、あの女が俺のスマホから勝手にメールをうったらしい。

俺は何も弁明できなかった。

「婚約の件、破棄させていただきます」

それから彼女とは会っていない。職場でも口をきいてくれない。

事実上の破たん。

出来心の代償はあまりに大きかった。

君が俺と同じ過ちを犯さないことを願う。