ナンパして即セックスした女は3ヶ月の妊婦だった

目が大きくて、やや色っぽい女がPCMAXにいたのでナンパした。20代後半らしく、俺とほぼ同世代なので、気が合えば上手く行くと思った。雰囲気からしてヤリマンに近そうな女だったので、返事が来たとき久しぶりにやれると確信した。

女はすんなり会ってくれた。待ち合わせ場所にいた彼女はどこか助けを求める弱者のように見え、よほどエッチしたいんだろうなと思い、お茶での談笑もそこそこにホテルに誘う。彼女は一瞬暗い顔をしたが、とくだん抵抗せず、俺の手に引かれた。

ところがホテルに入って、彼女の本当の姿が明らかになった。

妊娠3ヶ月の妊婦だったのである。

「マジで」

「マジだよ……おなか見る？　まだそんなに大きくないけど」

彼女は服を脱ぎ、下着姿になった。ブラもショーツもベージュで、どことなくおばさんの雰囲気もある。それが逆に生々しく見え、彼女の言っていることは嘘ではないと信じた。

彼女の言うとおり、そんなに大きくないが、じっと見ると確かに膨らんでいる。妊婦と言えば、立派な妊婦だ。

（こんなのありか……写真から妊婦かどうかなんて見分けられるわけないだろう）

「結婚してんの？」

「してないよ」

これ以上の地雷はないと思った。

体調がおかしくなり、もしやと思って産婦人科に行ったら、エコー検査で3ヶ月だと言われたそうだ。彼女には絶望しかなかった。相手は出会い系の男ではなく、店によく来る客だという。誘われて行きずりのセックスをして、中で出された。その一発が彼女の卵子にヒットしたというわけだ。

「あれからお店に来なくなったのよね……妊娠させたかもしれないって、怖くなったのかな」

彼女は他人事のようにゆったりと話す。その静けさに少し安心したが、中出しセックスの怖さをそのとき感じた。

「乳首もこんな色なんだよ」

頼んでもいないのにベージュのブラをはずして、乳首を見せてくれた。色が濃い茶色に変化している。

「もう4ヶ月目なんだよ」

乳房の色と、やや膨らんだ腹以外は、きれいな肌をしたセクシーな女だった。足も綺麗だし、臀の形もいい。

「セックスできるの？」

「できるよ……する？」

シングル妊婦とねんごろになったら、おなかの子どもの面倒も見る必要も出てくるから本当は避けるべき。が、ここまで肌を見せられて何もしないというのはもったいないし、彼女にも失礼かもしれない。

「じゃあ、一回だけ」

「一回だけじゃなくてもいいよ、何回でも……あたし、寂しいから」

お腹に負担がこないように、バックで、しかも浅めのインサートでゴム付きで射精した。ま○この色も悪く、気味が悪かった。ここまでして男は性欲を満たさなくてはならないのか、と自戒したくなるセックスだった。

あれからたまに連絡を取り合っているが、ラインのメール交換だけで、一度も会っていない。

できればこのまま消滅させたいと思う。

そのへんは彼女も同じと思われた。以前は一日に5～6通あったメールも、2日に1回くらいに減ってきているのを考えると、彼女も俺につきまとったら迷惑だろうと思い始めているのかもしれない。

かわいそうだが、俺は他人の子の面倒を見るほど慈悲深い男ではない。